電気・ガス・上下水道・道路の整備状況について、事前にしっかりとチェックを。上水道が引かれていない場合は敷地内への引き込みや井戸掘りにコストがかかる。また、下水道がない場合は合併浄化槽の設置が義務づけられており120万円前後の負担に。私道負担の有無についても確認しておこう。

地目が「田」で農地として登記されている場合、買い手が農家でなければ売買契約ができない。そのため、売り主が農業委員会に宅地転用の申請を行い、許可を得て登記内容を変更してからの契約となる。市街化区域内の土地なら、届け出のみで許可は不要。なお、山林、原野、雑種地はそのままでOK。

2階建て以下の木造住宅の場合、建築会社に地盤調査を行う義務はないので、自ら依頼して行おう。また、売買契約後に軟弱地盤が発覚すると、地盤改良のための予想外の費用が発生し、結果、家にかけられる予算を削ることになるので、土地の売買契約を結ぶ前に行いたい。費用は約10万円程度。

土地の売買契約後の3カ月以上の一定期限内に、指定された建築会社と住宅の建築請負契約を結ぶことが条件。契約が成立しない場合は土地売買契約も白紙になる。建物にこだわるなら、建築会社の施工例を見てテイストが好みにあうかどうか確認を。交渉次第で建築条件が外れる場合もある。

イニシャルコストが同エリアの所有権の2分の1~3分の1程度という条件が魅力の借地権。借用期限は50年で更新不可。更地に戻して返還する決まりだ。地代は月数万円で、譲渡や転売もできる。蓼科で一般的なのは期間30年で更新可能な借地権。地代は年額10万円前後で更地に戻す必要がない。

築年数の古い家でも多少の傷みなら補修が可能。内装はリフォームを前提に購入するのが一般的。ただし、歩くと床がたわむ、土台の木が腐食している、基礎がブロックでつくられているなどの場合は建て替えがベター。天井のしみが壁まで広がっているようなら、屋根の葺き替えが必要なケースも。

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